紡げ!くろれきし

ろくな青春を送らず捻くれちゃったおとな3しゃい

新卒一括採用っておかしいよねって話

日本の就活は異常だ…!たぶん…!

 

どうも、就活をほぼせずして今年の4月に社会人となってしまった僕です。

 

簡単に言ってしまいますと、

大学時代にアルバイトをしていた会社に

 

「就職決まってないんだったらうち来ない?」

 

と言われ

 

「りょ。」

 

つって今の会社に入社することが決まったのであります。

もちろん本当にこんなやりとりをしてたわけではないっす。

まあ色々ゴタゴタがあったにはあったんですが別に面白くないので割愛。

 

ちなみに入社が決まったのは大学4年の3月です。

 

 

 

何してたんお前。

 

 

何してたんすかね。

覚えているのは就活が真っ只中の4年の春〜夏に一日中パチンコ屋の漫画コーナーで漫画読んでたこと。

 

いやでも最初はですよ、

説明会にじゃんじゃん参加して、面接もたくさん受けて、どこかの企業でバリバリにさらりぃまんやるんだ!ふんす!

なんて意気込んでたんですよ。

 

 

そんな僕の心が折れたのは就活初期に行われたとある就活イベント。

 

そう、大学主催で学内の合同説明会。

 

なんならその説明会のガイダンスです。

 

つまり説明会の説明会の時点で「就活…うわぁ…」ってなったんです。

なんて言うんだろう、なんか、雰囲気が。

 

 

学内の合同説明会という就活の中でも特にイージーと思われるイベントで自滅した僕。

 

一応説明会には行きました。

でも行きたくもない会社の知らんおっさんに対しての皆して気味悪い薄ら笑いをしながら適宜頭を上下させる運動についていけず

午前中で帰りました。

これが普通なら別に自分は普通でなくてもいいやって。

当時の僕は斜に構えた捻くれトンガリボーイだったのです。

 

 

 

 

 

 

シューカツというイベント

 

海外における卒業後の就職って、大学出た後数年間旅に出たり、好きなことやったり、それが当たり前の風潮なんでっしゃろ?

 

詳しいことは全くわからないけどとりあえず俗に言う新卒カードというのが日本独特なものだってのは知ってます。

もちろんネットの知識です!!ドンッ…!

 

よくネットで茶番だとか化かし合いだとか言われてますけれども正直僕もそう思います。

 

だって、例えばですよ?

すごーく簡単な例として

 

「はい!私は〇〇サークルのサークル長をやっていました!そこで、〜〜なことを経験し、△△を学びました!だから私は、協調性がありまぁぁああっっす!!」

 

って言うとするじゃないですか。

過去のエピソードから学んだこと、みたいなのってよくありますよね。

 

 そしたら面接官って

 

「ふぅ〜んなるほど!!君は、協調性がある、素晴らしい人間なんだねえええ!!!!」

 

ってなるんすか?

 

まあこんな真に受ける面接官はいないと思うし、それ以外に所作とか身だしなみとかちゃんと見ている部分がたくさんあると思うんですが。

 

 

だったらこの問答に何の意味あるんだべか……?

 

スラスラ間違えずに言えるかどうかの試験?

それとも機械的でなく自分の言葉で話しています。風に見せる試験?

 

わぁはすったこど思ってまるんだいな。(僕はそんな事を思ってしまうんですよね。)

 

特に自己PRと言われる部分。

 

就活生「僕は〜〜〜な人間です!すごいです!へへっ!」

面接官「はえ〜すっごい」

 

そんなんならんでしょ。

 

 

そもそも、行ったことない企業の会ったことない人に

同じカッコ、形式ばった口上で準備してきたコントしたって

その人の人間性なんてわかるわけないんです。

 

 

 

 

もちろん、そのような選考方法は効率が良いし、ちゃんとしてる会社はちゃんとした人材を採用することがちゃんと出来ていると思いますよ?(語彙力)

 

でもやはり、いくら希望の会社とはいえ実際にその会社で活動していなければ

 

どんな業務内容なのか、それをこれから何年も続けていけるのか

どんな人間がいるのか、その人達の中でその人達と仕事をしていけるのか

 

 

絶対にわかりません。

 

 

自己分析から始め色んな会社のES書いたりしたわけでもなく、何十社と面接したわけでもない、

ハタから見れば就活から逃げ出しただけの勘違い野郎の僕でも、

それだけは確実に言えます。

 

 

 

 

 

人生のための仕事か、仕事のための人生か

 

てかまず、働くってなんだろう。

一般的に今この世界では、働いてお金を稼がないと生きられない。

 

人それぞれに合った働き方というものがあるであろう。

例えば、

安定した仕事でお金が欲しいから、公務員になりたい。

とか

 

たくさん稼ぎたいから多少きつくても給料の良い会社に入りたい。

など

 

でもそんなこと一番言ったらアウトなやつですよね。

だから耳ざわりのいい言葉で建前を作る。

 

 

 

労働や仕事というのはお金を稼ぐための手段であるはずなのに、

面接ではあたかもその会社で働くそれ自体が目的であるかのように話さなければならない。

 

 

子供の頃からの憧れで、その仕事に就きたいとか、そーいうのはもちろんあるだろうけど。

でも僕のようなやりたいことがない、何が出来るかもわからないって人が大半なんだと思う。

このままではいけないと思い、大学の就職課にも一度行きました。

しかし、とにかく説明会への参加を促されるだけで、

あぁ、こんなもんなんだ、と。

最後の心の火をフッと消された様な感覚を今でも覚えています。

 

 

とりあえずほんと今しかねえから新卒カード使え、数撃ちゃ当たるでたくさん受けろ、どこでもいいから何でもいいから入っとけ、ケツ穴差し出しても内定もらえ

って言われましても。

 

 

僕はそれが出来なかった。(ケツ穴的な意味ではない)

割り切ってやれば良かったのか?(ケツ穴的な意味ではない)

 

 

誰かのために、何かをしたい

そんなボワっとした意欲はある。

できるなら、就職したい。

でも、シューカツはしたくない。

 

 

 

今の日本のシューカツは、異常だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな言い訳をして漫画読んでたら3月になってましたとさ。

 

 

 

たまたまバイト先に拾ってもらったからいいものの、もし何も無かったらどうなってたんだろうね!

しーらね!!

 

でもね、

今の会社はバイトの時からずっと居たってこともあって、

どんなことしてるかも、どんな人達がいるのかも全部肌で感じてるんですよ。

社員の方々もいい人達ばかりで、居心地は良かった。

だから、僕みたいな就職の仕方ってたぶん1番理想的なんじゃないかなって最近思ってます。

 

インターンシップとかあるけど、

やっぱそこでやらせてみて、学生側も会社側もお互いじっくり見極めてから決める

そういう制度が一般的にならないかなあ。

まあ理想と現実は違うよね。

日本はまだこの「シューカツ」とかいう一大イベントが毎年続きそう。

 

 

 

 

 

 

さいごに、大学4年生のあなたへ

 

 

もう就職は決まりましたか?

それとも、まだですか?

 

決まった人はおめでとう。

残りの大学生活、忙しいと思うけど楽しむことも忘れないで。

仲間との思い出をたくさん作ってください。

 

 

 

まだ決まってない人。

 

周りと自分を比較しちゃって、このまま決まらなかったらどうなるんだろうかとか、自分は社会不適合者なんじゃないかとか、拭いようのない不安に苛まれてませんか?

大丈夫。

自分は自分。

卒業と同時に就職しなければ人生って終わるの?

そんなこたぁないでしょ。

ちょっとくらい回り道したっていいじゃん。これから先の人生どんだけ長いと思ってんの。

その歩いた道で、あなたは必ず成長し、かけがえのないものを手に入れるはずです。これは綺麗事なんかじゃない。

他の人とは違う経験をした分、他の人には無い、自分だけの人生の財産がきっと生まれるから。絶対に。

 

絶対にね。

 

 

 

 

 

 

 

長くなりましたが、最後に僕が伝えたいこと3つ。

 

 

 

 

  1. 新卒枠は今しかない!!絶対に逃すな!!
  2. 就活は数だ!!できるだけ多くの会社の選考に参加しよう!!
  3. 面接は自分を売り込む場!!自分にどんなスキルがあるか、どんな人間性なのか、それぞれの企業に合わせた組み立てをして、いかに会社に貢献できるかをアピールしよう!!